望月美英子です。アメリカで使っている名前は夫の姓をもらってMieko Mochizuki Swartz。日本生まれ。人生の半分くらいを日本の外で過ごしています。きりんの名は日本人にしてはやたらに背が高いからです。サンフランシスコベイエリアには2001年に到着しました。現在バークレーで夫と犬と暮らしています。カリフォルニア州の認定マッサージ師です。認定番号は72001。
学生のころから腰痛持ちだったため、腰に効きそうとか身体に良さそうと聞くと試してみたくなる性質です。自分の身体で人体実験を続けているうちに転機を迎えてプロになり、毎日楽しくさらに研究を進めています。知れば知るほど知らないことがたくさん出てきます。身体ってほんとうに面白いです。
腰、肩、膝、顎、などなど身体の部品の不調、どことは言えないけれどなんだか調子が悪いなど、どんなパターンの方にも真心こめて施術させていただきます。実験を繰り返しこれは効くと確信をもっていることしかしません。それでも全員に必ず有効とは言えないのがまた面白いところなのです。
かかりつけの整体院、みたいな感じを目指しています。
お待ちしております。
望月美英子
ご連絡はこのページから。
私が今使っている手技のリストです。いろんなことをしていますが、どれも全部効きます。日本のボディワーク、最高!
指圧
日本の基本的なマッサージが「指圧」です。アメリカの基本的マッサージ「スウェーデン式」と大きく違うのは、クライアントが服を着たままなこと。「おす」「もむ」「さする」「のばす」などのテクニックを使います。全ての動きがツボと経絡を刺激し気と血の流れを良くするように考えられていて、全身の触診と施術が同時に進行していきます。気持ちいいと思っていただけるように工夫を重ねています。
経絡治療(アキュプレッシャー)
日本ではあまり聞きませんが「アキュプレッシャー」はツボと経絡を利用した経絡治療の手技です。鍼を使わずに手を当てて治療をすると考えていただけば近いです。動的な「指圧」と比較すると静的なテクニックですが考え方は同じで、指圧と同様に気と血の流れを良くするように働きかけます。指圧だけでは取りにくい緊張やツマリを除き、身体をリラックスさせ免疫を活性化させるのにとても便利です。
灸
「お灸」は、もぐさの薬効と熱を同時に使って経絡治療をする方法です。私が使っているのはもぐさスティックの下にウレタンの台がついている「せんねん灸」です。初めてのときには熱くないか火傷をしてしまうのではないかと心配の方がおいでですが大丈夫です。せんねん灸は火が直に皮膚につかないようにできていて、一瞬じんわりと熱いのですが火傷をするほどではありませんし、その刺激がとても爽やかに気持ちのいいものです。
カッピング
「カッピング」「吸い玉」「プハン」と色々な呼び名があります。東アジアのものだという印象があるみたいですけれど世界各地で行われていた古い療法です。皮膚に陰圧をかけて数分待つだけなのに、とてもよく効きます。くり返し施術を受けるとその部位が元気になっていくのが目に見えて分かり、とても楽しいテクニックでもあります。自分でできる手当法としてもとても優秀です。
天城流湯治法
「天城流湯治法」は杉本錬堂さんの考案したセルフケアの方法です。サンフランシスコベイエリアではご本人がはるばるお越しになり年に1度ほど開いている健康講習会を受けた方もおいででしょう。素早く効きます。驚くほど身体が変わります。私は湯治士のお免状をいただいていて、次回おいでになるまでの間に家でできる手当法をお教えしています。湯治法と名前にありますが温泉はなくても大丈夫です。
さとう式リンパケア
佐藤青児さんは歯医者さんで、顎関節症の患者さんが多くて困ったのをきっかけに身体の世界に入った方です。さとう式は「素早い」「効く」「やさしい」と三拍子そろって、それも顎だけではなくて全身に効きます。セルフケアもできます。面白い! 私は上級のお免状をいただいています。
整体
整体と言っても骨をボキボキ鳴らしながら施術が進むものからやさしいタッチのものまで色々あります。数々の「○○整体」の中で、私が特別好きなのが野口整体です。
野口晴哉(1911-1976)さんのまとめた手法と考え方は、数ある日本のボディワークの中で最も革新的な発想で身体全体の調子を整え生命力を引き出そうとするものだと考えています。若いときから大好きだったのですが、ボディワーカーになろうと考え始めてからは本を思想書としてではなく実用書として読むようになりました。高度に繊細な感覚が要求されるのでいつも心が引き締まり、手元にある本は全て何度も読み返してそのたび新しいヒントをもらっています。
現在活躍中の方としては片山洋二郎さんに心酔していて、本を読んで勉強しています。片山さんも野口整体に大きな影響を受けています。どのご著書も理路整然と考え方が示されていてありがたく感じています。
頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)
優しいタッチで頭蓋骨を整えて脳脊髄液の循環をよくすると自然治癒力が増進し、全身の痛みや不具合がなくなるという療法です。バイオダイナミクスという更に 軽いタッチで生命力を引き出すアプローチもあります。アメリカ生まれの療法です。土台となる考え方が野口整体によく似ていて私としては納得できる部分が多く、勉強してみるととても役に立つので、他の手技とあわせて積極的に使うようになりました。全身を素早くリラックスさせる方法としてはこれ以上のものを知りません。
そのほか
野口体操、操体法、西式健康法、そのほか数々の日本のメソッドを使っています。あやしげな民間療法も大好きです。自分の身体を実験台にしなければわからないので、年中実験をしています。この手のものが大好きな母と東京で鍼灸師をしている妹からの情報も多く、とても感謝しています。