河野智聖さんの「緊急時の整体ハンドブック」に東日本大震災のあとで避難所を回ったときの話があります。図のような硬直がある人は恐怖心が抜けにくく眠れないのでみつけたら手当をするように、とあります。(ちくま文庫「緊急時の整体ハンドブック」p. 16-17)
サンフランシスコは活断層の上にあり、いつかデカイのが来るぞと言われているので一応覚えておこうとメモを取りました。
メモしたときには参考までに、と思っていましたが、その後この硬直は何度か見ています。地震や津波ではなくても存在をおびやかされるような心配のある人には出るらしいのです。このままでは来年は仕事がなくなるかも、と心配をしていた友人には特別くっきり出ていました。
つい数日前、これを自分の背中に発見しました。私とフェイスブックでつながっているみなさんはご存じですが、サンフランシスコでひったくりにあいました。怪我はありませんでしたし、バッグは24時間後に現金等を抜かれた状態で発見されたので、被害自体は大きくなかったのですが、一度狙われたら抵抗する方法がないと思い知ったのはけっこうしんどかったらしくて、事件のあと数日間緊張していました。背中の筋を発見したのは2日目くらいです。
自分への手当はクライアントにするよりも難しいです。特にこれは背中なので身体をねじりながら同時に力を抜こうとするのは至難です。一週間経過したのでもう眠りが浅いという自覚はありませんが、私もどこかでセッション受けてきたほうがいいかもしれません。こういうことは誰かの手を借りたほうが楽に解決します。
ではまた。
メモ&参考
- 河野智聖、緊急時の整体ハンドブック (ちくま文庫) https://www.amazon.co.jp/緊急時の整体ハンドブック-ちくま文庫-河野-智聖/dp/4480429174/